主宰の山田です。4月公演「流街」たくさんのご予約、感謝致します。コロナウィルスによる実演興行中止の発表が相次いでますね。2月末から3月中旬にかけた公演で判断を迫られた皆様。この不確定さにおける判断は難易度が高く、辛かったと思います。幸い我々にはまだほんの少し時間の猶予がございますが、本日時点における劇団の見解を述べさせて頂きます。

基本的に、公演は行う予定です。責任に基づいた命令でもない限り、やるつもりでいます。その前提で(感染対策含め)最大限の準備を進め、経過を見守っていく、といった所でしょうか。「予定」「つもり」と煮え切らないですが、これについて私の思いを少々。

テレビでもタイムラインでも、毎日様々な情報と考えが行き交い、更新されております。最も正しいとされるスタンスさえ、日々塗り替えられている。この状況で何かを断定することは正直、難しいと思います。風を読んで落ち度のないジャッジをしようとしても、出来っこない。敢えて申し上げると、本当の意味で正確な情報というものは今、民間にありません。9年前の震災時もそうでしたが…こういう時は結局、自分の構築した価値観に従って行動するしかないと思うんです。ただし、ここでとても重要なことが一つあって。それは「誰の価値観も否定しない」という事です。「こうでなきゃいけない」「こうするべき」という態度だけは、危険な事態を引き起こす要因になりかねない。私は個人的に、パンデミックよりインフォデミックの方に危機を感じます。天災より人災と言いますかね。だから経過を見守り、冷静に自らの価値観を定めることに努めるしかないかと。もちろん情報収拾は怠らず、劇場でのあらゆる対応や払い戻しの準備など、出来ることは全て進めて。

長々述べましたが、要約すると「基本やるつもりですので、確定をお待ち下さい」って事です。

最後に。「政府対応ふざけるな」「エンタメ業界の保証は?」「演劇の死」と、然るべき方々の声明、発信が続きます。おっしゃる通りだと思います。それゆえ、声明の手数を増やす必要もないと思っています。私共のやることは変わらず、状況に応じながら粛々と準備を進める事かと。1日も早い事態の収束を願いながら、稽古を続けて参ります。劇場でお会い出来ますよう。